2005年12月26日

「神様……。」氷上の妖精は天を仰ぎながら感謝の祈りをささげた

トリノオリンピックの最終選考会を兼ねた全日本フィギュアアイススケート
全日本選手権最終日は、熾烈を極めた戦いでした。

優勝したのは、ショートプログラム(SP)2位から逆転優勝した
村主(すぐり)章枝(24)でした。

滑走したのはトリノ代表を狙う5人の最後
胸の前で手を組み、祈りをささげてから演技をはじめました。



特に表現力では他を圧倒する完璧な演技に会場全体が吸い込まれていきました。
フリープログラムのテーマは「希望」
演技終了後感極まった村主選手は天を仰ぎ、両手を固く結び、あごの下に。
涙とともにこみ上げた言葉は「神様…」でした。


TV観戦の私も思わず、もらい泣きです。

人のことになると涙もろい私。

スケートでは不利になる第一演技者の荒川選手の鬼気迫る演技に涙し、
オリンピック出場が果たせない真央ちゃんの懸命の演技、
トリプルアクセル2回という史上初の記録に涙、
そして、この涙……。


もう、鼻がグズグズです。



村主選手は怪我に悩まされていました。

「4年間、いろいろなことがあったけど、9月トドメを刺された」。
原因不明の右股関節痛が発症。

10月にGPシリーズのスケートカナダに出場しましたが、
フリーでジャンプを全く跳べず、8位に。


「なかなか痛みが引かなかった」。痛みはいまだにとれず、
「これからもうまく付き合っていくしかない」と言う状態。

その間に他のライバルが次々とGPシリーズで表彰台に上がり、
シーズン前にトップだった選考ポイントは最下位にまで落ちていました。


痛みを克服できたのは、オフから始めた筋力トレの成果でもありました。

野球の野茂英雄のトレーナーとして知られる大川達也氏の下で、
最新のトレーニングを積みましだ。

演技の時の「筋肉の使い方を変える」ためだったが、
リハビリにも役立ったようです。


私も肩の脱臼の後、筋トレやりました。
痛いし、面白ないし。大ッ嫌いな練習でしたね。



「何とか間に合った」NHK杯で2位となり、
この全日本選手権で見事に逆転代表を手にしました。



「02年の時は五輪は大きな大会だなあと。今は自分を表現し、
それを見ていただく場だと考えている。競うより見せる。それが今回の五輪への思い」


この日、3位になった、荒川静香選手も
「自分のために頑張るって思ったら、失敗するので、
お客さんに喜んでもらえるように演技しようと考えました。」と言い、

真央ちゃんも
「みなさんに楽しいクリスマスプレゼントをしたい。」と言いました。




どんなスポーツでも女子は、自分のためというよりは
チームやコーチやお客さんのために頑張れるもののようです。

女の子の特性ですね。

(それに比べて男子は自分自身のために戦える決心がついたときから
成績が伸びるようです。)


話を戻して、

真央ちゃんフィーバーとなり、最近過熱気味のフィギュアスケートでしたが、
私としては、村主、荒川両選手の表現力に大人の強さと深さと魅力を感じ、
真央ちゃん、美姫ちゃんの若々しい演技にすがすがしい気持ちとなり、
必死で食い下がろうとして、最後まで力を出し切った恩田選手も
成長著しい中野友加里選手の失敗を恐れない演技も



良い大会でした。

バランスの取れた選手構成にスケート連盟の力を感じます。




さあ、トリノへ。

期待大です。


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posted by 鉄人ママ at 11:23| 大阪 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も涙が出てしまいました。 みなそれぞれに素晴らしい演技でしたね!! 
Posted by いのうえ at 2005年12月27日 00:34
世間では真央ちゃんフィーバーで、他の選手に注目が集まらなかった傾向がありました。

迷いのない彼女の演技も大好きですが、
「大人の演技」に勇気づけられたような気持ちです。
Posted by 鉄人ママ at 2005年12月27日 12:03
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