2006年07月05日

無期懲役

死刑廃止論と終身刑と無期懲役が議論されている。

昨日の広島市での木下あいりさん殺害事件の一審判決や
山口県光市母子殺害事件の最高裁判決をめぐって無期懲役という刑罰の
仮釈放制度についてマスコミが騒いでいる。



仮釈放をめぐっては、無期懲役に関わらず有期刑についても再犯者の問題があり、その適用の判断が誰にどのようにゆだねられているかが問題だと思う。


無期懲役についてのみ、仮釈放を調べてみたところ
無期刑仮出獄許可人員の推移を見る限り、昭和50年代までは毎年おおむね50人以上が許可を受けていたのに対し、最近5年間では年平均9.2人となっているなど(平成16年版 犯罪白書)、

無期刑受刑者に対する仮出獄の運用は、近年非常に慎重だ。

無期刑受刑者の中には検察庁が特に仮出獄を許す意見を付さない者も存在し(いわゆる「マル特無期刑」)、在監50年を超える受刑者もあることから、無期刑の一部は既に終身刑化しているということができる。



山口県の事件で被告が友人に宛てた手紙で7年でシャバに出れるとうそぶいたのは、彼が未成年で犯罪を犯したからで、
特別の条件が備わっていない犯罪者の無期懲役は15年とか20年とかってところだろう。



昨日のあいりちゃん殺害事件の判決で裁判官が「一生かけて償うべきで、仮釈放には慎重な運用を希望する」と異例の言及をしたことで、


仮釈放って誰が決めるんや???と考えた。


調べてみたら
仮出獄の申請ができるのは受刑者本人ではなく行刑施設の長。

だから、受刑者の服役態度が良好であることが大前提。
その上で、更生保護委員会による面接の結果や、検察官の意見、
仮釈放後の生活基盤を支える社会資源(身元を引き受ける親族など)などが
考慮されると思われる。

簡単に仮釈放を決めているようではないが、それでも
裁判官以外の人間が量刑判断をする権限があることが気にかかる。



昨日の裁判官の仮釈放についての言及がその思いに繋がってくる。


無期懲役にもいろんなことが付け足せないのか?
最低何年は入るとか。。。


仮釈放の基準の一番大事なところは改悛の情だと思う。
それを推し量る基準は出来ないのか。


傷つけた、あるいは殺害してしまった被害者や遺族に対して
その改悛の情を表せる具体的な方法はないのか。


繰り返し犯罪を犯したものに関して、再犯の可能性を否定できる根拠ある方法
はないのか。


性犯罪者なら?薬物常用者なら?


人が人を裁くこと、人が人を更生させること、
限りなく不可能なことに挑戦していこうとする動きは出てこないのだろうか?

↓ポチッ!励みになります。
banner_03.gif
posted by 鉄人ママ at 13:36| 大阪 ☔| Comment(15) | TrackBack(1) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「更正」という考え方が、日本らしい。
“罪を憎んでヒトを憎まず”なんだろうが、でも、ホント?

勝手に考えるなら、
殺人を犯した者は、年齢に関係なく収監すべし。
そして、仮に“模範囚”に徹したとしても、放獄してはならない。
(未成年であっても。)
出来る限り、極刑に処す。(死刑希望)

「ヒトの命を奪ったものに、更正だとか社会復帰を与える必要はない!」
(被害者(死者)は帰らないのだ。)



殺人以外の刑法犯は、罪状の内容によって受刑年数を判断するが、
性犯罪や薬物使用者なんぞは、長期刑か身体付加刑(去勢とか、手足切断刑とか)を認めるべき。

議員(国会も地方も)の犯罪は、死刑か無期刑。
警察官の犯罪は、即刻死刑!
教育者は無期懲役(仮釈放・恩赦ナシ)
公務員の犯罪は、財産全量没収!(国庫の赤字減らし対策)
飲酒運転者も、無期か長期刑。
コイツ等は、職業・立場などを承知の上で犯罪を犯すのだから、「確信犯」。
軽微な刑には該当しない!


どうせ日本社会が「格差社会化」するなら、
当然ながら犯罪と刑罰にも、格差があって良いのだ。
Posted by えちえもん at 2006年07月05日 18:26
だれが払うんだ!!?
Posted by 無期懲役者の生活費は??? at 2006年07月05日 19:57
負担するのは、アナタです!(笑)
Posted by えちすけ at 2006年07月05日 20:50
問題は仮釈放までの期間とその罪の種別、そして再犯率になんらかの傾向があるかどうか、そして一番重要な 再犯率にゼロを要求するか どうか。
ここにつきるような気がする。
被害者への直接的な謝罪は別として、模範的で早く仮釈放にいたる人間と、そうでない人間に再犯までの経過年数やその再犯率に全く因果関係がないとしたら、仮釈放そのものも仕組みから問い直す必要がある。
もし、ある関係があるとしたら今の基準の緩急を考え直す必要がある。
ここまではデータをそういう目的で、数学的な知恵+分析で方向が見出せるだろう。
一方、人間の気持ちに関係する謝罪の気持ちという要素がどういうファクターでどのような寄与の仕方をするのか、難しい問題が山済みですね。
気持ちを量るということ、さらにその真意がそうかどうかを判断すること、脳科学も工学的研究の進展もあってそれなりに進んでいるがまだまだ。
場合によっては工学的な進展に医学界がその領域という部分で不毛の議論を起こすかもしれない。残念ながら、まだ、先は見えないですね。
それよりももっと知りたいことは今の精神分析で故意であったとか、犯行時精神が錯乱してたとか本当に分かるんですかね。悪人を相手に。
本当に罪を犯したか、そういう精神分析の是非には口をふさいで、都合のいいように精神分析が悪用されているように思うが。
結果が医師によって異なることがまかり通っていることに何も問題提起をしない。これからだ。
Posted by さくら at 2006年07月05日 22:05
さくらさんの言うような、「再犯性向」をデータにするのは困難であろうと思う。

そもそも、いつ“キレルか”わかんないから、犯罪を犯すのであろう。

理性的に思考が出来る人間なら、実行する前に善悪の判断は付くであろう。
犯罪者には、そういう判断能力が欠落していると考えた方が良い。

謝罪とか更正とか、キレイゴトが通るならもっと犯罪は少なくて済むハズ。

欠陥者は、正常な社会に必要ないものだ。
速やかに隔離・削除するのが、「社会正義」ではないのか。
Posted by えちすけ at 2006年07月06日 00:48

あんな奴に金払うのやだ!!!

そんな金払うのなら性犯罪防犯要員の警備隊に使いたいよ。

税金はらわんぞ!!!

Posted by 僕が払うの??? at 2006年07月06日 01:23
私の再犯率は過去の事柄を分析して、これまでの傾向をみることを話したのです。どういう状況であれ、どういう方策を取るにしろ、広く理解を得るにはそれなりの準備とか状況把握ガ必要なのではとの考えからです。
例え、殺人者を無条件に死刑と言う法律に変えても殺人事件がなくならないでしょう。また、殺人者総てが仮出所後に再犯するなら、既に大きな社会問題となっています。そういうなかでどう判断し、どういう風にすれば問題をおこさないようにできるかを諦めずに考え改善努力を怠らないことが、本当の社会正義ではないでしょうか。例え犯罪者でも生きている間はその状況に応じた基本的人権を保護あるいは侵害しない義務は国民全体が等しく負わされてもいる筈です。
被害者の心情、いろんなことが複雑に絡みあい、決して奇麗事ですむ問題でないことは充分承知しております。特定イデオロギーに賛同するものでもありません。
Posted by さくら at 2006年07月06日 01:37
さくらさんは、キレイ過ぎる!

世の中がそんなに愛情と憐れみに溢れていたら、どんなに住み良いことだろう。

だいいち、犯罪履暦を持つ者を社会は“ホントに”受け入れていますか?
べっ視してませんか? 差別してませんか?
特別扱いしてませんか?

ニンゲン、簡単に博愛主義者にはなれません。
オイラなんぞは臆病者だから、犯罪履歴を持つ人物に簡単に近づけません。ココロを開けません。
(それが相手を傷つけるであろうこと、知ってますよ。)
でも、コワイです。 いなくなって欲しいです。

「等しい人権」ってなんだろう。
Posted by きれい過ぎる!えち at 2006年07月06日 11:12
綺麗とか綺麗でないとかでなく、どのような仕組みもどっかで折り合い点を設けて、そこに不満があろうと納得せざるを得ないということです。個人個人の気持ちのには、いないほうがいいという思いが存在するのは当たり前です。
個人の思いのありようでなく、不満があっても避けられない社会のありように改善する手立てがあればと書いたものです。
そういう個人の思いの集大成とのせめぎあいの妥協点が現在の法で、これがおかしいと言う世論が起きれば法を改正するような動きが出るでしょう。「欠陥者は正常な社会に必要ない」以降の考えは犯罪者にここでは目を向けた発言ですが、この考えはよく拡張して、大量虐殺が発生する要因にもなります。気持ちに妥協点をおけないと社会はもっとひどい状況になります。
革命と言う名のもとで凄い状況になった近くの国とかあります。
「等しい人権?」そういうことは言っていませんが。憲法や法の枠内の範囲のことですよ。服役中は当然、自由は大幅に制限されますが、欠陥者だから削除していいとはならないという意味ですが・・・。状況に応じてとはそういうことをさしています。では、このへんで。
Posted by さくら at 2006年07月06日 13:29
さくらさん、オイラの愚問に丁寧な返答。
ホントにありがとうございました。

どうしても“感情論”に走ってしまうえちでした。
だって、光市の本村さんや広島の木下さんの話を聞くと、犯人に「人権」なんぞ与えんでいい!と思ってしまう。


栃木の少女の事件は、未解決。
秋田の事件はTVネタ。
岡山の生き埋め事件は、バカのケンカ。
奈良の放火少年は・・・、これは彼も被害者か、ある意味。

とにかく、病んでる! 世の中が余りにも病んでる!!!

気持ちが吹っ切れないまま、またコメントを書いてる・・・・。
Posted by えちクン at 2006年07月06日 21:50
えちさん、それは私も一緒です。ただ口にしてないだけです。
私のコメントに対して書かれた内容を読んだとき、こう考えました。
もし、自分に子供がいて、その子が無期懲役となって、あるときから本当に反省して会えば涙し、一人独房に残せば写経とかして、本当に自分のしたことに気づいて、今から少しでも、きらわれ、石を投げられてもいい。被害者へが無理なら社会になにかを返したい。そして、何回か通う間に父である私も息子が嘘をついてないことはもう確信できる。
そのときに仮釈放の話がでてきた。父である俺はどう考えるでしょうか。
なんとか世間にこの子が思っていることをできるようにならないか。そう考えると思ったのです。
再犯率が100%を切るということの中にはこういう人も存在することを無視してはいけない。
そういう考えに至り、事情を知らない立場にもどして自分を置いたとき、えちさんとおなじように考えてしまう自分もいます。しかし、それは、せっかく考え直した人にその人が、被害者に無理としても何かの貢献を社会にすると思ったのです。そこに我慢すべきという意味の万感の思いが入っています。苦しい問題です。
気持ちが吹っ切れると言う解決策を求められる問題ではないような気がさくらにはします。
Posted by さくら at 2006年07月06日 22:37
少し細くします。
今、それに更に苦しめる問題は、ほんとうに更生したのか、そこが判断ミス、つまり再犯率とかという数字として現実に存在する。
更生した人は、さげすまれ、きらわれ、さけられ、常任には考えられない逆境で再犯せずにまっとうしてる。
なんとか、こういう人とそうでない人をうまく分けられないか。そして、被害者の心に残った傷を個人の修復にまかすのか社会でフォローするべきなのか、いま本当に自分に置き換えて真剣に考えるべきときかもしれません。ここが、あまりにも世間が無頓着すぎる、つまり私達一人一人が他人事として広く深く考えていないことに突き刺さってくるのです。
今日は、問題を投げかけて頂いたママと話し合えたえちさんには本当に感謝しています。
ありがとう御座いました。
Posted by さくら at 2006年07月06日 22:53
細く⇒補足 常任⇒常人 です。大きな変換ミス。
よろしく。
Posted by さくら at 2006年07月06日 22:57
行刑関連の記事,関心もって読ませていただきました。
ただ,鉄人ママさんもコメントを寄せておられる方々も,誰1人として少年法なり更生保護に関する法律なりをご覧になった事がないのでしょうか?
マスコミの報道はニュースソースとしては手軽ですが,感情的・恣意的で不安定なものですので,その上に乗っかって「自分の考え」を述べる事にはいささか疑問を感じます。
Posted by 通りすがり at 2006年07月10日 00:44
通りすがりさん。
恣意的で不安定なものに乗っかって自分の考えを述べているというが、それはおかしい。
それなら、そうでないという立場でのあなたの意見の要約は何だ。法律が総てでもなかろうに
それを知らない人間とあなたに人間性でどれだけの差があるのだろう。
批判だけする人は信用できない。
知識は往々にして人を卑屈な視点に追い込む。
何かの欠陥を高々と掲げて、だからあんた達は間違ってるといいたいのだろうが、その土台は正しいのか。重箱の隅をつついてほくそえむような人間ではないでしょうね。特定思想のバイアスがかかりすぎてるような人間でないことを祈る。
少しかじっているのか、専門に取り組んでいるのか?ですが、それがないから疑問という意識ははっきり言って、ここでは意味がない。
それを言うなら、それに元づいて意見を述べてほしかった。(要約して。)
批評は何も生まない。糺すなら糺すべき話をしたらどうだろう。悲しいインテリを連想するような人の言い分だ。
Posted by 通りすがりさんよ at 2006年09月13日 10:59
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/20311072

この記事へのトラックバック

無期懲役なら
Excerpt: まただよ。 <広島小1女児殺害>ヤギ被告に無期懲役 広島地裁判決 広島市で昨年11月、下校途中の市立矢野西小1年の木下あいりちゃん(当時7歳)が殺害された事件で、殺人▽強制わいせつ致死▽死..
Weblog: いどばた日記
Tracked: 2006-07-05 22:36
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。