2005年11月08日

感覚と感情が一致していない世代

アイデンティティが見つからない思春期の犯罪」の最後に
リストカットについて言及しました。

そもそもリストカットって、皆さん、ご存知ですか?





これは自分を傷つける自傷行為の中で特に刃物で手首を切る行為のことを言います。

1960年代にアメリカで大流行し、それが世界的に拡がってゆきました。

リストカットに付随する症状としては、神経症、摂食障害、薬物依存、引きこもり、
性的逸脱、鬱病、などがありますが、境界例と診断されるケースが多いようです。

リストカットは主に十代から二十代の若者に多く見られ、中でも特に未婚の女性に多く
見られます。


手首の他には、腕、足、顔、腹部などを切ることもあります。
リストカットは繰り返されることが多く、習慣化する傾向があるようですが、
その割りには自殺にまで至るケースは少ないようです。


リストカットについて詳しい専門のサイトがありましたので、リンクしておきます。



その専門家のサイトを読んでいると
リストカットは、4つの原因に分かれていて、その原因が複雑に絡み合っているようです



1母親に受け入れてもらいたい、注目されたい退行行為

2手首を人格化して攻撃する。家庭内暴力に走らず、結果として手首を傷つける。

3自我を取り戻す、我に返るための行為

4さまざまな現実から逃避して、思考を停止し、リストカットに集中する。



こんな風に原因を専門家は分けるそうです。




今度は私がリストカットについて考えたことを書きますね。


リストカットで結果として起こるのは、痛みと出血です。



私がリストカットを痛々しく感じるのは、リストカットに伴う痛みを連想したからです。
だから、リストカットするのは、痛みを求め、痛みを感じることで
自らを罰して、贖罪としていると、なんとなく考えていました。



一部分は専門家の分析とあってましたね。


でも、リストカットをする人は、痛みでなく赤い血を見て、自分を取り戻す傾向が
強いといいます。



リストカットがゆがんだ形のコミュニケーションの手段なら、なおのことですね。



つまり自分の痛みは人に直接的に訴えることが出来ませんから、
視覚に訴える出血を伴う行為であることが重要なんですね。






最近の若者に特徴的な文化としてバーチャルがあります。


若者の文化は視覚にのみ頼った感覚とその感覚に基づく感情が突出していませんか?



「アイデンティティが見つからない思春期の犯罪」で私が投げかけた疑問、

「うめき声や臭いや肌触りは彼女をリアルの世界に引き戻せなかったのでしょうか?」



視覚で捉えることの出来ない「うめき声や臭いや肌触り」では
彼女にリアリティを呼び起こすことは出来ないようです。






このように整理してみると、
視覚にだけに頼らない感覚を付けてあげる重要性に気づきました。



そして、その感覚から生まれる感情を若者達が受け入れることが出来るように
考えていかなければなりません。



バーチャルとリアルの世界の狭間で感覚を失っていく若者達の豊かな感情を取り戻す
ために自分に出来ることは何か?


まず自分の娘達が、そして、イーキャストの若いタレントたちが
本当の感覚に裏打ちされた喜怒哀楽を取り戻すために何が出来るか考えたいです。

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posted by 鉄人ママ at 08:00| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 頑張れないとき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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