2005年11月08日

低年齢化に警鐘

いーキャストというタレントプロダクションをしていると、タレントの年齢について
考えることが多いです。

よくかかってくる問い合わせの電話

「子役は募集していませんか?」

「子供のレッスンはありませんか?」

「子供がスカウトされたんですが、お宅は登録料とか要りますか?」




なんももうからへんのに、こんな電話がかかってくると、
ついつい時間をかけて対応してしまいます。



子供(その親)をターゲットにした、悪質商法とも言うべき、芸能プロダクションは
星の数ほどあります。

そのことは前にお話しました。
その手口幼稚につき



さて今回考えたいのは、小さいときに人生の選択を迫るような選択を
誰がするのかっていうこと。


「本人が好きだというから」ということはよく聞きますが、
子供は親が喜ぶことを言うものです。


低年齢化はいたるところに見られます。


芸能界
子役が増えただけでなく、小学生高学年を大人扱いするような低年齢化

スポーツ界
小さいときから、単一のスポーツあるいは専門種目を決めてしまう低年齢化

学業
極端な例では母親のおなかにいるうちから教育は始まっています。

プロを目指す世界
伝統芸能や音楽などの世界では昔から、幼い頃から教育が始まりました。
それでも最近は更に低年齢化が進んでいるように思います。


人間ほど成長するのに時間のかかる生物はいません。

それは見方を変えれば、成長する過程がいかに大切かということにもなります。


生まれた瞬間から守ってもらわなければ死んでしまうから、母性が生まれると思います。
助けてもらわなければ生きていけないから、社会が生まれるのです。


急激に大人の社会ですごす時間が増えた子供は、
子供の社会でバランスを失わないのでしょうか?


役に立つことだけが、子供の人生を豊かにしてくれるのでしょうか?


子供の時間は大人の時間と流れる速度が違うように感じます。
40年分の1日と6年分の一日、3年分の一日、1年分の一日、


もっとわかりやすく言えば、
14600(日)分の1 、2190分の1、1095分の1、365分の1です。

つまり、1歳のこどもはある意味において、
一日の重さが40歳の大人の40倍になるわけです。




だからこその早期教育ですか?



それほど、技術や知識が大切なのでしょうか?



自分ができることはできて当たり前、
自分ができないこと、できなかったことは、できて欲しい。



そんな風に子供のこと考えていませんか?




まれに、早期教育が功を奏して、天才が生まれます。
しかし、天才は天才です。



めったに出ないから天才なのです。

天才になれなかったらどんな人生が彼を彼女を待ち受けているんでしょう?



よしんば、天才を生んだ親になれたとしても
天才の苦しみは凡人の私には図り知ることはできません。


和が子の苦しみを分かち合ってあげれないなんて、悲しくないですか?




先日、韓国で7歳の少年が大学に入学しました。
国家を挙げて天才を援助するそうです。

アメリカでかつて神童と呼ばれ、10代前半で大学生になった少年は、
心の病におかされ、麻薬にまで手を染めてしまいました。
(彼はその後立ち直り、現在は実業家です)

映画「ハリーポッター」の主人公ラドクリフ君は
一時、自分がハリーなのかダニエル・ラドクリフなのか区別がつかなくなったと
伝えられました。


子役が大きくなって問題を起こすことはたびたびあります。
また、売れない芸能人として大人になって苦しんでいるのもよく耳にします。


古い話では「サウンド オブ ミュージック」の一番小さい女の子は10代で自殺しました。
確か、男の子も一人、薬物中毒で、逮捕されました。


マイケル・ジャクソンも精神的には充実してるようには見えません。


安達裕美は幸せになりました。よかったです。



水泳では児童記録を取った子は後に伸びないといわれています。
(北島康介は例外です。天才です。)
水泳では幼いときに専門種目を決めたため、筋肉の成長が偏ってしまった経験から
今では、子供には4種目をまんべんなく泳がせる練習が主流です。


イアン・ソープは7歳で水泳をはじめ、14歳の時1年水泳から遠ざかります。
(水泳は3歳くらいで始めるのが普通です。選手コースに入るのが7歳くらいが多いです)
ソープはバランスのよい教育を自身が求めているかのような生きざまです。

サッカーなどの激しいスポーツでは、小さいときに筋肉をつけすぎて、身長が伸びない
ケースがよく見られます。


体操など、小さい方が有利な種目では、小さいときから筋トレを練習に頻繁に取り入れ
大きくならないようにします。



「子供が望むから」というのは本当に本当ですか?


いろんなものに踊らされていませんか?



「お宅のお子さんは才能がある!」
「このくらいの時期からはじめれば大丈夫、間違いない!」



踊らされているのは、親でしょうか、子供でしょうか?

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posted by 鉄人ママ at 16:22| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
流れ流れてこのブログを読んでいます。
今年に入ってすぐに長男が誕生しまして、
まだまだ大変な時期ですが、
夢は膨らみ、、
将来こんな子に・・・・、、
なーんて想像して楽しんでいました。

自分もあるスポーツを、
あるレベルまで極めていましたので、
よーし小さいうちから・・・、、
と力んでいましたが、、
鉄人ママさんの言うとおりですよね!

勉強になりました。
有難うございます。
Posted by MARIO at 2006年01月20日 10:13
一人でもわかっていただけたら、とても嬉しいです。

よかったぁ。
Posted by 鉄人ママ at 2006年01月20日 18:14
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